スジグロシロチョウ  Pieris melete           シロチョウ科

 樹林の多い山麓や山間部に普通」。春型は明るい所にみられるが、夏型は日かげなどを好む。ダイコンやアザミなどの花に好んで集まるほか、♂は湿地に群が

って吸水する。蛹で越冬。

(分布) 北海道・本州・四国・九州から屋久島。

(発生) 寒地では年2回(高山地帯では1回)。暖地では年4回、4〜10月に発生する。

(食草) イヌガラシ・ダイコンなどアブラナ科。

(雌雄の区別) 同一の時期に発生する個体どうしをひかくすると、翅表面の黒色部の発達は♀のほうが強く、とくに夏型では著しい。季節に関係なく♀は第1a室

に必ず黒条をもつ。

(変異) 季節変異が著しい。春型はやや小型で翅が細長く、裏面の翅脈に沿った黒条は太く目だつ。夏型はより大型となり♀翅表は黒色部が強く現れ、後翅裏面

は黄色をおびることが多い。


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