同心魔方陣人の一生

  魔方陣の世界( 大森 清美 著 日本評論社)を見ていたら同心魔方陣が紹介されていた。魔方陣の外側からひと側ずつ取り除いていっても、残る部分が常に魔方陣の性質(定和性)を失わないものがある。この種の魔方陣は、同心魔方陣、あるいは親子魔方陣と呼ばれています。  
 
 10次(10x10)と11次(11x11)の同心魔方陣はそれぞれ1〜100または1〜121までの数字を全部使用しています。この魔方陣を人の年齢に当てはめて考えるとどうなるか。最大値100、または121は人の寿命に近い数字です、少し前までは百歳を超えた双子の金さん、銀さんが茶の間のTVを賑わしていましたが、最近は百歳以上も珍しくありません。あらためて上の同心魔方陣を見ると、人の一生に当てはめて見ると面白い事がわかりました。
   10次同心魔方陣 11次同心魔方陣 
第1層(最外側)  1〜18歳:赤ちゃんから高校生。83〜100歳:老人。社会が面倒を見る年代。 1〜20歳:赤ちゃんから未成人。102〜121歳:老人。社会が面倒を見る年代。
第2層  19〜32歳:青年期。69〜82歳:まだまだ元気な老人。  21〜36歳:青年期。86歳から101歳:老人 
第3層 33〜42歳:立派な社会人。59〜68歳:第2の人生地域社会への貢献。  37〜48歳:立派な社会人。74〜85歳:第2の人生 
第4層  43〜58歳:社会の中心となるべき層。  49〜56歳:社会の中心となるべき層。66〜73歳:元気な老人地域社会への貢献。 
第5層  無し 58〜65歳:社会の中心となるべき層 

 同心魔方陣から言えることは最外側は社会的に弱い立場の子供と老人層ですやはり20歳は未成年。第2層は活力みなぎる青年層と老人層で青年期・老年期ともに高齢化しており特に増加する老人層が社会問題化しそうです。第3層の若い世代は立派な社会人。高齢者は豊富な経験を地域社会に還元する世代です。第4層の世代は10次同心魔方陣は社会の中心となるべき層。11次同心魔方陣も社会の中心となるべき層となっています。これはそのまま第5層にも言えることで、元気に働ける世代が多少なりとも増加することを期待したいです。
                                
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