リュウキュウムラサキの色彩分析(主成分分析とクラスター分析)
リュウキュウムラサキは羽を開いた大きさが7〜9cmほどのチョウで日本では、本州から南西諸島まで多くの採集記録があり、とくに九州南部から南西諸島では、夏から秋にかけて個体数が多い。雄はあまり顕著な変異を示さないが、雌は地域によって著しい地方変異を生じます。本種についトリバネアゲハの色彩分析法を応用したところきれいに分類できたので報告します。 |
観測値 |
色彩相対比 |
主成分分析値 |
主成分得点 |
クラスター類似度 |
主成分得点散布図(横軸:主成分1vs縦軸:主成分2) |
クラスター分析:デンドログラム |
結果:雄は紫色を主体としています。雌は黄色いものから茶褐色のものまで、大きな白い紋を持つもの、持たないもの、赤紋があるもの、ないもの・・・・・。とても同一種内の変異とは信じられいほどです。 |